足袋の和・美・健
「おしゃれは足元から」とよく言ったもので、意外と足元はよく見られているものです。
美しい着物姿の足元が、よれよれ足袋ではやはり締まりません。
それだけに足元も指先からかかとまで気を使うべきところです。
足袋選び
礼装用、つまり「〇〇式」といった場合には「白足袋」が鉄則です。
白足袋にもまた素材の種類があります。場に合わせた素材選びも大切なことです。
小紋、紬、木綿などカジュアルな着物の場合は、白足袋にこだわる必要はありません。しかし、格式の高い場所にお出かけの場合は、カジュアル着物でも白足袋をお召しになったほうがよいでしょう。
足袋サイズの基本
- 足にぴったりとフィットしたサイズを選びます。
- 大きめのサイズの足袋は布地がよれて、しわができで不格好です。靴下の上から履く靴と違って、足袋は素足に履くものですから、靴のサイズより少し小さめのサイズを目安にするとよいでしょう。
足袋のチェックポイント
- こはぜがゆるくありませんか
- 足首はきつくありませんか
- こはぜ留めが足首のカーブに合っていますか
- 指がまがっていませんか
- 指先が余っていませんか
- 甲があまっていませんか
- 足底が大きすぎたり、せますぎたりしていませんか
- かかとがあっていますか
ジャストフィットな足袋にするためのオーダー
足元は見た目も大切ですが、やはり履き心地が悪いと足を傷めたり、歩き方にも影響します。
そこで、オーダーで足袋を作るという方法もあります。
指の長さが違っていたりと、足は左右が全く同じサイズということはないようです。
気分よくフィットした足袋を履くためには、セミオーダーからフルオーダーまで、様々な製作方法があります。
足袋のお手入れ方法(洗い方)
足袋は常に足袋裏まできれいなものを履くことが前提であり、身だしなみとして予備をお持ちの方もいらっしゃいます。
汚れは、時間が経つと落ちにくくなりますので、できるだけ早くにお手入れしましょう。
◎足袋は細かい縫い目も多く、金具も付いていますので、長く良い状態でご利用いただくめには、手洗いをお勧めしています。
- 1.つけ置きします。
- ぬるま湯に洗剤を入れて、しばらく浸します。
- ※粉末洗剤をご使用の場合はよく溶かしてください。
- 2.丁寧に汚れを落とします。
- 足袋裏の汚れなどは、優しくブラシで落とします。
- 3.丁寧にすすぎます。
- すすぎ残りがないように、丁寧にすすいでください。(黄ばみのもと)
- 4.水切りして干します。
- ねじり絞りをしないで、水切りをして陰干ししてください。
【干すときの注意!】
乾いた時の縮みにつながるので、足袋底、かかと、指先、甲の部分をしっかりと伸ばして干してください。
面倒な「手洗い」が簡単になる洗剤選び
「手洗い」となると少し面倒だと思われるかもしれません。
そこで、手洗いが簡単にできて、きれいに汚れを落とすための洗剤をご紹介します。
おしゃれ着も洗えて、柔軟剤がなくてもふわっふわっになり、しかもエコロジーな洗剤です。
- 足袋を洗うお勧めの洗剤『バンブークリア』
- 「バンブークリア」は界面活性剤が入っていないため、お肌にも生地にも環境にも優しく、安心して使える洗剤です。
- 20分程度つけ置きして、洗ってください。泡も立ちませんので、すすぎも簡単です。
- これなら、「手洗い」を面倒だと感じることもありません。
- 是非、お試しください。
足袋洗いにおススメ 安心洗剤 『バンブークリア』
- 竹の洗濯洗剤バンブークリア
- 界面活性剤ゼロ、化学物質ゼロ、香料ゼロなのに、汚れがよく落ちる!
- 竹の力を活かした天然成分100%の洗濯洗剤です。
- いつものお洗濯はもちろん、足袋や洗える着物、おしゃれ着もふんわりやわらかく洗いあがります。
当店は、バンブークリア(エシカルバンブー株式会社)の正規販売店です。
洗える着物や足袋など、「どう洗ってのいのか?」、「どんな洗剤を使ってよいのか?」というお問合わせをいただくことも多く、安心して洗っていただける洗剤を追求し、バンブークリアをお勧めしております。
足袋のススメ
- 身体の土台作りになる
- 靴下は5本の指をすっぽりと包んでいますが、足袋は親指と人差し指が二股になっているため、自然と地面を掴みながら歩ける構造になっています。
- 親指が独立していますから、外反母趾予防や矯正にもつながります。
- 土台の足がしっかりとしていると、姿勢もよくなり、美しい立ち姿になります。
- 冷えの改善につながる
- 指の付け根の間にある八風(はっぷう)というツボを刺激するので冷え性に効果があります。
カジュアル着物にぴったり!遊び心のある半襟と足袋セット
当店オリジナルの半襟と足袋のセットです。
襟元と足元を合わせて、粋なおしゃれを楽しめます。