健やかで美しいあなたを創る

「暮らしの中の小さな楽しみ おしゃれ」

今、とても大切なことのように感じます。
どこかにお出かけするから、おしゃれするというのではなく、
ステキな一日のために、自分のおしゃれを楽しむ…
まるでフランス人女性の気分のように。

シックでスマートに、自分らしさが引き出せる、お気に入りの服を上手に着まわす


フランス人はおしゃれなことでよく知られていますが、
彼らは誰かのためとかではなく、自分自身のためにおしゃれを楽しんでいるそうです。
以前読んだ、「フランス人は10着しか服を持たない」というタイトルの本にもあるように、クローゼットがあふれるほどの服を持っているわけでないようです。
自分らしさが引き出せる、お気に入りの服を上手に着まわしています。
流行にとらわれず、自分に似合うもの、着心地のよいものを選びます。
持っているすべてのものがお気に入りであり、イケてない服は持たない主義
しかも、着飾るのではなく、シックでスマートに着こなすことを良しとしています。

理想的な美意識とは

フランスのマダムは
今日はお出かけしないから…
ちょっとそこまでだから…
と言って、だらしない恰好で過ごさない
そうすることで、素敵な一日になり、いつ、だれに会っても自信をもっていられる。
フランス人のおしゃれは理想的な美意識だと感じます。

美しいものを知る、見る、着る


人は美しいもので満たされていると、無駄なものがそぎ落とされ、五感が洗練されていきます。
フランスは審美眼を養う五感教育が熱心にされている国の一つです。
日ごろから、上質なものや本物に触れる教育をされています。
美しさの概念は人それぞれですが、美しさは心を満たし、幸せな気持ちになります。
美しい装いはご自身の内面も高めますが、同じ空間にいる人の気持ちも豊かにし、幸せへと導きます。
そう考えると、美学もとても大切な教育の一つです。


フランス人の美学と着物の伝統美


フランス人は洋服のおしゃれを楽しみますが、着物はフランス人の美学に通じるものがあります。
着物は流行にとらわれることなく、伝統美を放ちつつ、日常的におしゃれを楽しめます。
帯や半襟などの小物でアレンジすることで、一つの着物で何通りにもアレンジできます。
何より、フランス人が大切にしている「シックでシンプル」「きちんとした装い」を着物は演出してくれます。

美しさの決めては姿勢


着物姿で立つ女性

男女問わず、姿勢が良い人は美しく見えます。
着物を着用した場合、いつもと違って特に背筋がピンと伸びます。
これは帯を締めているからと思っている方もいますが、それだけではありません。
やはり、伝統的衣装を着ているという特別な気持ちが姿勢に表れているのでしょう。

着物を着用すると身のこなしが優雅になり、魅力的になります。
この気持ちが今、とても大切です。
少し、窮屈に感じる日常が特別な気持ちで過ごせるに違いありません。


お気に入りを着る満足感をもっと日常に


特別な日に着るものだからと、大切にしまっておいて、まだ一度も袖を通していないものはありませんか。
あえて、特別な装いで日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。
特別なことが起きるかもしれません。
着物は特に特別な日に着用するものだと、大事に和ダンスにしまってあるものです。
是非、特別な一日にするために着用してほしいものです。
きっと、暮らしの中の楽しみがうまれます。


着物の美に触れる『水無月展』(期間:2021年6月11日~13日)


創織300周年『丹後ちりめん展』
丹後は日本の和装文化を支える日本一の絹織物産地であり、2020年に創織300周年を迎えました。
今も伝統を大切にしながらも、無地ちりめんのほか現代感覚に合う模様入りの紋ちりめんが織られています。
その技術と伝統美を水無月展でぜひ、お手にとってご覧ください


『西陣 紋沙織特集』 佐藤織物(大文字屋家伊兵衛)
これからの季節に最適な涼しげな見た目と軽さが魅力の紋沙織をご案内します。
最高の涼感、透け感のある紋紗、着心地のいい佐藤織物の紋紗。
夏着物に使われる生地の中でも、風通しの良いことが好まれる「紋紗」の白生地を製織されており、
上質な白の絹糸で織り、織ったあとに美しく染められる、白生地です。

2021年6月開催の水無月展の詳細はこちらをご覧ください。


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