リメイク事例~伝統の大島紬をジャンパースカートに~
1500年以上の歴史をもち、世界三大織物のひとつともいわれる『大島紬』
多くの熟練職人によって、緻密な工程を経て長い時間をかけてやっと反物になります。
伝統工芸品と言われるだけでの逸品です。
着物リメイクのきっかけ
~もっと身近に大島紬を身に着けたい~
長年、反物で箪笥に保管されていた大島紬です。
リメイクのご依頼をいただいたお客様は特に龍郷柄がお好きで、どうせ大島紬を楽しむなら、もっと身近に身に着けておきたいと考え、専属デザイナーのアドバイスで出来上がったのがこちらのジャンパースカートです。
龍郷柄
奄美に自生している「蘇鉄(ソテツ)」をモチーフにした柄で、奄美大島の龍郷という地方で柄が考案されたので龍郷柄という名前になりました。
あの独特の光沢としなやかな肌触り、軽やかな着心地、しかもしわになりにくい。
見て楽しむ、着て楽しむことができる着物として申し分のないものです。
このように、価値ある着物ではありますが、なかなか着る機会がないからと言って、和箪笥にしまい込んでおくのは残念です。
光沢感、しなやかさ、軽い着心地、しわになりにくい…
洋服としてこれほど条件が揃った生地はありません。
こうしてできたのが龍郷(たつごう)柄の大島紬のワンピースです。
龍郷(たつごう)柄は熟練した織手にしか作るり出せないといわれる貴重なものです。
まさに伝統と革新の共存です。
・お客様は長年、大島を反物で箪笥に保管されており仕立てをするチャンスを逃していた。
・龍郷柄の柄が好きで身近に身に着けておきたいと予てより思っていた。
・当店の展示会でリメイクの取り扱いを知りエプロンにリメイクをしたいと思い見本のエプロンと共に反物を持参。
・デザイナーからのアドバイスでこの泥大島をエプロンにするには余りにももったいない。身近に着用できる
ジャンバースカート?への提案があった。
・お客様は商売も続けられておりお客様対応に日常で身に着けることができると考えジャンバースカートにリメイクされたもの。
当店の専属のデザイナーは単にお客様のご要望をお聞きするだけではなく、お客様のライフスタイルも考慮しながら綿密にデザインし、丁寧な仕上げをしています。
そのため、ご依頼いただきましたお客様皆さまから『大満足』と高く評価していただいています。